結婚相談所でよくあるトラブルとは?強制退会・退会トラブルの回避法

「結婚相談所に入会したいけど、トラブルに巻き込まれないか心配」

「結婚相談所でトラブルに遭遇したらどうすれば良いの?」

結婚相談所を利用したいけれど、トラブルが怖くて入会を迷っている方へ。

今回は、結婚相談所でよくあるトラブルとその回避法についてまとめました。

コチラを参考に、安心して結婚相談所を利用してください。

クリックできる目次

結婚相談所でよくあるトラブル一覧

結婚相談所のトラブルについて、一覧表にまとめました。

NO トラブル内容
1 しつこく勧誘された
2 サクラがいた
3 中途解約できない/解約違約金が高額
4 相手を紹介してくれない
5 成婚してないのに成婚料を請求された
6 お見合い相手にキスされた
7 結婚相談所に行くのが恥ずかしい
8 成婚できない
9 退会させられた
10 写真と実物が違う
11 入会拒否された

順番に見ていきましょう。

トラブル1.しつこく勧誘された

勧誘トラブルは少なくない

「無料相談へ行ったら、しつこく勧誘されてなかなか帰してくれなかった」

「資料請求をしたら、その後何度も電話がかかってくる」

このような、結婚相談所の勧誘に関するトラブルは少なくありません。

最近では、婚活している本人だけではなく、その親を勧誘してトラブルになるケースも増えているようです。

ただ相談をしに行っただけ、ただ資料を見てみたかっただけなのに、しつこく勧誘(親にまで)されたらうんざりしますよね。

では、しつこい勧誘を回避するにはどうしたら良いのでしょうか?

回避法:電話勧誘はハッキリ断る

電話勧誘が嫌な場合は、「もう電話しないでください」とハッキリ言うことです。

シンプルですが、これが一番効果的です。

「他の結婚相談所に入会することになった」 「結婚することになった」などと言っても構いません。

優しい人は遠慮してしまいがちですが、強気で!

それでもしつこく電話してくる場合は、国民生活センターに相談してください。

しつこい勧誘は「特定商取引法」という法律で禁止されています。

相手が「電話をしないで」と意思表示をしているにも関わらずしつこく勧誘した場合、業務停止命令の対象になります。

参照:国民生活センター【公式】

店舗で勧誘されたら断ってすぐ帰る

無料相談に行った際にしつこく勧誘された場合も、電話勧誘と同様、とにかくハッキリ断ることです。

当たり前ですが、相談所に行ったら必ず入会しなくてはならないという決まりはありません。

ですので、断ることを後ろめたく思うことはないです。

「じっくり考えたいので今日は帰ります」と、ハッキリ断ってすぐに帰りましょう。

契約してしまったらクーリングオフ!

万が一、勧誘を断りきれずに契約してしまった場合は、クーリングオフ(契約解除)しましょう。

契約書面交付から8日以内であれば、理由に関係なくクーリングオフが可能です。

すでにお金を支払っていた場合は全額返金されます。

違約金や損害賠償金などのお金はもちろんかかりません。

クーリングオフすることで契約する前の状態に戻ります。

あなたが不利益を被ることは一切ありません。

参照:結婚相談所に入会したばかりだけど辞めたい!クーリングオフはできる?|結婚相談所パートナーエージェント【成婚率No.1】

クーリングオフできない場合もある

ただ、すべての契約がクーリングオフできるわけではありません。

クーリングオフするには、以下の2つを満たしていることが条件になります。

契約期間が2ヶ月以上
5万円を超える

たとえば、「10万円の1ヶ月契約」「3ヶ月契約だけれど4万円」という場合はクーリングオフできません。

「つい契約してしまったけれど、クーリングオフの条件を満たしていないから解約できない」ということになると大変です。

契約は慎重に行ってください。

トラブル2.サクラがいた

大手にサクラがいる可能性は低い

個人経営の相談所にはサクラがいるところもある

基本的に、会員数が多い大手の結婚相談所(ゼクシィ縁結び、オーネット、ツヴァイなど)はサクラがいる可能性が非常に低い(ほぼ無い)です。

一方、個人経営の結婚相談所の中にはサクラを入れているところもあります。

実際、「イケメン(美女)会員の写真を見せられて期待し、うまくいくように婚活セミナーなどにもお金を払ったのに、結局相手はサクラで成婚できなかった」というトラブルも発生しています。

サクラを入れる目的

会員数の水増しや、入会させてお金を巻き上げるのが目的で、イケメンや美女をサクラとして雇っていることがあります。

実際にそういったサクラに騙されたという方もいます。

また、ハッキリと「サクラだ」と断定はできないものの、「結婚相談所主催のパーティーに行くと毎回同じメンバーがいる」「解約しようとしたとたん、複数人からお見合いの申し込みがあった」 など、「極めてサクラっぽい人物に遭遇した」というケースも多々あります。

では、サクラに会わないためにはどうしたら良いのでしょうか?

回避法:大手を選ぶ

大手を選べば、サクラに関するトラブルに巻き込まれることはありません。

先ほどお話ししたように、大手の結婚相談所にはサクラがいないと考えて良いです。

なぜなら、サクラを使って水増ししなくても会員は十分いるからです。

また、大手の結婚相談所を運営しているのは超有名企業ばかりです。

もしサクラ会員を雇っているとなれば会社全体の信頼に関わってきますので、普通に考えてしないでしょう。

もちろん、個人経営の相談所の中にもサクラがいないところはたくさんあります。

しかし、不安な方は大手を選ぶのが安心です。

トラブル3.中途解約できない/解約違約金が高額

退会トラブルはかなり多い

入会してみたものの自分には合わなかった。

結婚相談所以外のところでお相手が見つかった。

様々な理由から、結婚相談所を中途解約したいと考える方も多いでしょう。

しかし、 「中途解約はできないと言われた」 「引き止められてやめられない」 という中途解約に関するトラブルは非常に多いです。

また、「中途解約には応じてくれたけれど、高額な解約違約料金を請求された」というケースもあります。

回避法:中途解約は理由に関わらずできることを知っておく

「理由に関わらず、中途解約はできる」ということを知っておきましょう。

このことは法律でキチンと定められています(特定商取引法第49条第7項)。

また、解約違約金の金額についても、

サービス提供前・・・上限3万円
サービスを提供している段階で中途解約する場合・・・2万円か契約残金の20%のどちらか低い方

上記のように法律で上限金額が決まっています。

ですので、「中途解約できない」というのは嘘ですし、高額な中途解約金を請求するのは違法行為です。

結婚相談所に入会する際は、中途解約はできるのか、解約違約金はいくらなのか、口頭と書面で必ず確認するようにしてください。

聞いてもハッキリ答えてくれない、口頭では答えてくれるけれど書面に記載がないなど、少しでも不審な点がある場合は入会しないようにしましょう。

トラブル4.相手を紹介してくれない

スタッフのやる気がないか会員が少ない

結婚相談所に入会すると、専任のスタッフがあなたにピッタリな方を紹介してくれます(仲人型の場合)。

しかし、なかなか紹介してくれない、紹介数が少なすぎるといったトラブルがよくあります。

その原因として、「スタッフのやる気が無い」や「会員数が少ない」もしくは「理想が高すぎて条件に合う方がいない」といったものが考えられます。

何にせよ、せっかく高額な料金を払っているのに、ある程度の人数の男性とお見合いができないのでは意味がないですよね。

回避法:最低保証を設けている結婚相談所を選ぶ

出会いの最低保証を設けている結婚相談所を選びましょう。

最低保証とは、 「6ヶ月で6回のお見合いを確約」 「3ヶ月以内にお見合いが成立しない場合は全額返金」 といった、「最低限これだけは必ず守ります」という制度です。

そうすれば、 「全然紹介してくれない」 「想像していたより出会えない」 ということにはなりません。

データマッチング型の結婚相談所なら安心

紹介数に関するトラブルが起きるのは主に、仲人型(スタッフが相手を紹介してくれる)の結婚相談所です。

データマッチング型(会員データベースから自分で相手を探す)の結婚相談所であれば、そういった問題は起きにくいです。

ただ、データマッチング型はスタッフのサポートが比較的手薄なため、自分で考えて積極的に動く必要があります。

ですので、「婚活についてあまりわからないからしっかり支援してほしい」という方にはオススメしません。

オンライン結婚相談所もオススメ

データマッチング型の結婚相談所とは若干違いますが、オンラインの結婚相談所もオススメです。

オンラインの結婚相談所には、「パートナーエージェントApp」があります。

実店舗を持たないため料金が安く、相手探しからお見合いのセッティングまでオンラインで完結するのが特長。

マッチングアプリに似ていますが、本人確認書類や独身証明書の提出が必須なので安心感があります。

トラブル5.成婚してないのに成婚料を請求された

成婚料=結婚相談所に払う成果報酬

結婚相談所の多くは、成婚退会する際に「成婚料」がかかります。

成婚料とは、成婚が決まった際に結婚相談所に払う成果報酬のこと。

相場は5万~20万円ほどです。

何のために成婚料があるのかというと、「それだけの金額を支払っても良いから結婚相手を見つけたい」という、真剣に出会いを求めている方だけを集めて相談所の信頼度を上げるためです。

しかし、「成婚していないのに成婚料を請求された」といったトラブルが多々発生しています。

回避法:入会前に成婚の定義を確認する

成婚料のトラブルを防ぐには、入会前に「成婚の定義」を口頭、書面で確認することです。

成婚の定義は結婚相談所によって異なります。

「婚約が成立=成婚」という所もあれば、「肉体関係が成立=成婚」「婚前旅行に行った=成婚」という相談所もあります。

あなたが考える成婚と結婚相談所が考える成婚が違うとトラブルになりますので、そこは事前にキッチリ確認しておきましょう。

トラブル6.お見合い相手にキスされた

キスは禁止ではない場合がほとんどだけど・・・

結婚相談所では、結婚を前提とした交際が開始した時点、婚約した時点で成婚とみなされます。

そして、ほとんどの相談所では成婚前の「婚前交渉」や「宿泊を伴う旅行」を禁止しています。

一方、キスを禁じているところはほぼありません。

そのため、成婚前の相手にキスされて、 「私とのことを真剣に考えていないのでは?」 「交際しようと言われてすぐキスされ不快になった。お付き合いをやめたい」 とトラブルになることがよくあるのです。

回避法:真剣交際前にキスされたらお断りして良い

真剣交際前にキスされたら今後会わなくて良いでしょう。

仮交際中、ましてや仮交際前にキスを迫るのは誠実とは言えません。

しかし、真剣交際がはじまったあとなら許してあげても良いのではないでしょうか。

厳格に考えすぎると成婚が難しくなります。

どうしても嫌という場合は、お相手に「あなたに好意があるのは確かだけれど、まだ心の準備ができていないので待ってほしい」と伝えておきましょう。

トラブル7.結婚相談所に行くのが恥ずかしい

必死で婚活していると思われたくない

そもそも結婚相談所に行くのが恥ずかしく、婚活したいけどできないという方もいます。

「必死で婚活していると思われたくない」 「知り合いにバレたら生きていけない・・・」 など、いろいろな理由があるようです。

回避法:相談所以外で婚活しよう

結婚相談所以外の方法で婚活しましょう。

今はアプリでも婚活できます。

マッチングアプリなら、スマホにアプリを入れて相手を探すので、婚活していることがバレにくいです。

トラブル8.成婚できない

お見合いのときに問題のある言動をしている

お見合いは成立するのに成婚できないという女性は多いです。

年齢、容姿、プロフィールに問題は無いのに成婚に至らないというのは、お見合いのときに何か問題のある言動をしている可能性が非常に高いです。

回避法:担当のアドバイザーに相談!

自分で考えても成婚できない理由がわからない場合は、担当のアドバイザーに聞きましょう。

そして、言われたことは素直に聞いてみましょう。

自分では受け入れがたいことでも、「結婚したい」という強い気持ちがあるなら、アドバイスに従ってみてください。

あっという間に成婚できて、「早くアドバイスを聞けばよかった!」と思うかもしれません。

トラブル9.強制退会させられた

規約違反をしている可能性が高い

結婚相談所を強制退会させられたという方は少なくありません。

高いお金を払ったのに無理やり退会させられるなんて、ショックだしひどいですよね。

しかし、強制退会になった場合、禁止されている相手への連絡や婚前交渉など、何らかの規約違反をした可能性が高いです。

何もないのに退会になるというのは考えられません。

回避法:相談所の規則を守る

強制退会を回避するには、相談所の規則を守ることです。

スタッフに言われたことを守る、お見合いに遅刻しないなど、基本的なことをきちんと行いましょう。

また、禁止されていることは絶対にしてはいけません。

相談所のスタッフも人間ですので、真面目に婚活しようという意思が見られない会員には在籍してほしいとは思えないでしょう。

理不尽なことを要求されたら応じる必要はないですが、入会すると決めたら素直にその相談所に従いましょう。

トラブル10.写真と実物が違いすぎる

仕方がない面もある

プロフィール写真を見て「素敵だな」と思い、お見合い当日に待ち合わせ場所に向かったら、写真とはまったくの別人がいた。

こちらもよくあるトラブルです。

詐欺に遭ったような気持ちになるかもしれませんが、これは仕方がない面もあります。

婚活で使う写真を撮影する際は誰でも気合いが入りますし、プロに撮ってもらう方も多いです。

ですので、実際より何割も増して良く写っているというのは当たり前と言っても過言ではありません。

回避法:完全回避は難しいので心構えをしておく

写真と実物が別人レベルの人を回避するというのは難しいです。

アドバイザーに「この方は写真通りですか?」と聞いても、「いえ、まったくの別人です」と答えることはないでしょう。

ただ、お見合いを重ねていくうちに、「この人は写真と違う気がする」となんとなくわかるようになってくる方もいるようです。

ですので、最初のうちは「もしかしたら別人が来るかも」と心構えをしながらお見合いを重ね、写真通りの人を見極める目を磨いていきましょう。

トラブル11.入会拒否された

年齢・年収・健康状態で断られることがある

「結婚相談所に入会の申込みに行ったら入会を拒否された」というトラブルもあります。

入会を拒否される理由は、主に以下の4つです。

  • 年齢制限に引っかかっている
  • 収入が不安定
  • 心身の健康状態が良くない
  • 理想が高すぎる

入会の条件として、年齢制限(20歳以上60歳以下)・安定した収入(無職NG、男性の場合は非正規雇用NG)・心身ともに健康であることを規定している相談所は少なくありません。

また、自分自身のスペックと釣り合わないほど好条件の異性を望むなど、結婚相手への理想が高すぎる場合も入会を断られることがあります。

回避法:条件が合う結婚相談所を見つける

入会拒否のトラブルを回避するには、条件が合う結婚相談所を見つけることです。

入会に際して、年齢・収入・健康面の規定を設けておらず、「どんな理想を持っていてもOK」としている相談所もあります。

そのような相談所を選べば、入会を断られることはありません。

ツヴァイ、オーネット、IBJなどの大手はトラブルが少ない

ツヴァイ、オーネット、IBJなどの大手の結婚相談所は、個人経営の結婚相談所に比べるとトラブルは少ないです。

詐欺などの違法行為は間違いなくありませんし、解約できない、高額な解約金違約を請求されるということもありません。

熱心に勧誘をするところはありますが、拒否すればやめてくれます。

トラブルを回避する4つの方法

1.優良な結婚相談所を選ぶ

結婚相談所でトラブルにあわないために一番大事なのは、優良な結婚相談所を選ぶことです。

結婚相談所は高額だからといって必ずしも良質なサービスを提供するわけではありません。

紹介人数や成婚実績を事前に各社のホームページで確認することが大切です。

また、スタッフとの相性やサービス内容が自分に合っているかも重要なポイント。

オンライン対応やサポート内容も、自分の生活スタイルに合っているか確認しましょう。

結婚相談所を選ぶ際は、協会や連盟への加盟状況、個人情報保護方針もチェックして、信頼できる相談所を選びましょう。

2.口コミを調べる

入会前に、結婚相談所の口コミを徹底して調べましょう。

ヤフー知恵袋やOKWAVEなどの質問サイトや個人ブログだけでなく、TwitterなどのSNSもチェックしてみてください。

悪質だったりトラブルが多い結婚相談所であれば、必ず話題になっているはずです。

3.契約書をくまなく確認する

入会する際に、契約書をくまなく確認しましょう。

入会金、月会費、解約違約金、成婚の定義、成婚料の金額など、不明な点が少しでもあれば、必ずスタッフに聞いてください。

濁すようであれば、入会するのはやめましょう。

また、「口頭では言われたけれど、書面に記載がない(書いてあることと違う)」という場合も、悪質な相談所の可能性が高いので入会しないでください。

そういった相談所に入会すると、トラブルになったときに、「そんなことは言っていない。書面にも書いていないでしょ?」と言い逃れされるケースがあります。

4.相談所選びを親まかせにしない

中には、親が結婚相談所に入会させたがっているという方もいるでしょう。

そして、「婚活を強制されているようで嫌だけど、いちいち反論するのも面倒だしお金を出してくれるなら」と親が選んだ相談所に入会しようと考えているかもしれませんが、ちょっと待って!

子どもの結婚を焦っている親というのは、悪徳な相談所にとっては良いターゲットです。

甘いことばかり言ってその気にさせ、高いお金を払ってもらったあとは知らんぷりということもあります。

結婚相談所選びは親まかせにせず、あなた自身も相談所のシステムや契約内容などをしっかりチェックしましょう。

結婚相談所でトラブルに遭ったときの対処法

1.国民生活センター・消費生活センターに相談する

結婚相談所でトラブルに遭ったら、国民生活センター・消費生活センターに相談しましょう。

相談無料で、窓口での相談もできます。

相談は国民生活センターでも消費生活センターでもどちらでも構いません。

消費者ホットライン「188」へ電話すると、消費生活センターの相談員が相談に乗ってくれます。

2.弁護士に相談する

弁護士に相談するというのも解決法の一つです。

「弁護士ドットコム」や「法テラス」なら、無料で相談できます。

気軽に利用してみてください。 大事なのは、自分ひとりで悩みを抱えないことです。

まとめ

結婚相談所でよくあるトラブルと回避法について解説しました。

一番大事なのは、優良な結婚相談所を選ぶことです。

結婚相談所は高額なので、入会する際は慎重に。 契約書はくまなくチェックしてくださいね。

これから婚活をスタートする方や忙しくてまとまった時間が取れない方は、まずは無料で利用できる婚活アプリなどから始めてみるのもオススメですよ。

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